上田市の概要
上田市は、 長野県の東部に位置する人口約15万人の中核都市です。
平成18年3月6日に、上田市、丸子町、真田町、武石村が新設合併して誕生しました。
上田市のキャッチフレーズは「ひと笑顔あふれ 輝く未来につながる健幸都市」。
「市民が主役のまちづくり」、「安全・安心な快適環境のまちづくり」、「誰もがいきいき働き産業が育つまちづくり」、「ともに支え合い健やかに暮らせるまちづくり」、「生涯を通じて学び豊かな心を育むまちづくり」、「文化を育み、交流と連携で風格漂う魅力あるまちづくり」を目指しています。
上田市の特色
気候
weather
上田市は晴天率が高く、年間の平均降水量が約900mmと全国的にも有数の少雨乾燥地帯です。少雨地帯ではあるものの、千曲川をはじめ、依田川、神川、浦野川等の豊富な水量と菅平ダム、内村ダム、また先人達が築いた農業用水やため池のおかげで、深刻な水不足の心配はほぼありません。
年間の最高気温は摂氏35度前後、最低気温は摂氏マイナス10度前後で、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴。寒冷地 ではありますが、山間地以外の地域では積雪が10センチメートルを超えることは稀となっています。
産業 – 農業
agriculture
少雨多照な気象条件を活用し、比較的標高の低い平坦地では、水稲、果樹、花き (切り花、鉢もの、花木類、球根類等)など、準高冷地では野菜や花き、高冷地では野菜を中心とした生産がおこなわれています。また、真田地域(菅平高原地区)の「レタス」や上田地域の「トルコキキョウ」、丸子地域の「リンドウ」、武石地域の「ひめゆり」など地場農畜産物の産地化・ブランド化も推進しています。
産業 – 観光
sightseeing
上田市には数多くの歴史的文化遺産や伝統行事、雄大な自然、由緒ある温泉をはじめとした豊富な観光資源があります。
歴史的文化遺産としては、真田昌幸が築城した上田城址、奈良時代に建立され室町時代に現在の場所に再建された信濃国分寺 、武田信玄や真田昌幸・信之などに所縁のある生島足島神社 、国宝にも指定されている安楽寺の八角三重塔などが有名です。
自然公園 としては、北に上信越高原国立公園の「菅平高原」、南に八ヶ岳中信高原国定公園の「美ヶ原高原」が指定されています。「菅平高原」は日本百名山の一つである四阿(あずまや)山(2,354m)と根子岳(2,207m)のふもとに広がる高原です。真夏の平均気温が19.6度で、その爽やかな気候を求めて全国のラグビーやサッカーなどの強豪チームが合宿に訪れています。近年は陸上の高地トレーニングの合宿地としても有名で、オリンピックの日本代表選手を筆頭に数多くのアスリートが訪れます。冬季にはパウダースノーが楽しめることから全国有数のスキー場としても知られ、毎年沢山のスキーヤーで賑わいます。
「美ヶ原高原」 は主峰王ヶ頭(2034m)を中心とした標高約2000mの溶岩台地。富士山、八ヶ岳、北アルプスをはじめとした360度の大パノラマが楽しめるほか、夏には200種類以上もの亜高山植物が見られます。
温泉においては、信州最古の温泉とも呼ばれ平安時代の有名な和歌集にも登場した「別所温泉」 、江戸時代より湯治場として栄え現在は環境省指定国民保養(保健)温泉地に指定されている「鹿教湯(かけゆ)温泉 」が有名です。
文化・芸術
culture
上田市は歴史的な家並みをはじめとした日本の原風景が数多く残っていることから、映画やCM、プロモーションビデオ(PV)などのロケ地に選ばれています。映画では 「男はつらいよ」や「サワーウォーズ」などを筆頭に、85本余りの名作映画の舞台となっています。また、市内を走行する上田電鉄別所線は、AKB48、いきものがかりのPV、ゆうちょ銀行の「年金自動受取り/誕生祝い」篇のロケ地としても使用されています。
※詳しくは信州上田フィルムコミッションが製作した『映画のまち「うえだ」ロケ地マップ』を参照ください。
文化・芸術施設としては、直木賞作家・池波正太郎氏が著した「真田太平記」の取材ノートや同氏の遺愛品などを常設展示した「池波正太郎真田太平記館」 、第二次世界大戦中に志半ばで戦場に散った画学生たちが残した作品や絵画などを収蔵・展示している「無言館」 などを有しています。また、平成26年10月に開館したサントミューゼ は上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館・交流芝生広場が併設された複合文化型施設で、各種公演やイベント、展覧会などを開催しています。