信州最古、絶景がのぞめる露天風呂etc/上田の温泉を特集します

寒い季節に恋しくなるのが、心身ともに温まる温泉♨。
長野県は温泉地としても人気がありますが、上田にも、信州最古と呼ばれる温泉戦国武将ゆかりの温泉などがあります。
今回は上田の温泉に注目し、歴史や特徴などの情報をお届けします。

別所温泉


信州最古の温泉と呼ばれ、平安時代の有名な和歌集にもその名前が記されている別所温泉。「七久里の湯」と呼ばれていた時期もありましたが、北条氏が別院として使用したことから「別所」という名前がついたと伝わっています。温泉は旅館の内湯のほかに3つの外湯、2つの足湯があります。「つるし飾り」や「祇園祭」といったイベントを楽しむことも可能。なお、別所温泉周辺は鎌倉時代から室町時代にかけて建築された神社仏閣や、石造り等による中世の文化財が多数残されており、「信州の鎌倉」と称され親しまれています。
詳細情報:別所温泉観光協会<外部リンク>

鹿教湯温泉

「鹿教湯(かけゆ)」と読む鹿教湯温泉。その昔、文殊菩薩が鹿に化身してお湯のありかを猟師に教えたという言い伝えが名前の由来になったそうです。その後、病気や怪我の症状を緩和する「湯地」として知れ渡るようになりました。現在は温泉の入浴作用を利用したリハビリテーションや健康づくりのための施設もあります。「氷灯ろう夢祈願」や「こたつバル」といったイベントも開催。環境省が指定する国民保養温泉地です。
詳細情報:鹿教湯温泉<外部リンク>

大塩温泉


「武田信玄の隠し湯」とも呼ばれる大塩温泉。ラジウムが多く含まれるということから怪我や病気等に適用性があり、武田軍の傷兵が傷を癒していたとの逸話も残っています。源泉の湯温が低く加熱を行っている関係で、冬季にお越しの場合は湯温が適温になる15時頃からの入館が推奨されています。
詳細情報:大塩温泉共同浴場<外部リンク>

霊泉寺温泉


霊泉寺温泉は山あいの閑静な街並みに位置する温泉地。その歴史は古く、平安時代に平維盛が戸隠の鬼女退治後に傷を癒したという言い伝えもあります。源泉掛け流しで肌当たりが優しいことから「美肌温泉」とも呼ばれており、近年は国民保養温泉地にも指定されました。温泉街の入り口に位置する霊泉禅寺や、道中にある稚児ヶ淵なども見どころです。
詳細情報:霊泉温泉公式サイト<外部リンク>

なお、鹿教湯温泉、大塩温泉、霊泉寺温泉の3か所を併せて「丸子温泉郷」と呼ぶこともあります。

室賀温泉 ささらの湯


大自然に囲まれた室賀地区に位置する室賀温泉ささらの湯。地下1500メートルから湧き出る温泉は、肌がなめらかになる「美肌の湯」「美粧水の湯」等と称されています。温泉だけでなく農産物直売所も見どころで、春は山菜や竹の子など、秋は各種きのこ類といった林産物が並びます。
詳細情報:室賀温泉 ささらの湯

真田温泉 ふれあいさなだ館


真田温泉は、戦国武将・真田氏の館をイメージした和風の建物が目印の温泉。瓦には六文銭もあしらわれています。「気泡湯」や「うたせ湯」をはじめとした6種類の温泉浴法があるほか、温泉プールやトレーニングルーム、リラクゼーションコーナー、ご家族でくつろげる大広間、和室等も併設。食堂や、喫茶、売店、カラオケなどもご利用いただけます。
詳細情報:天然温泉 真田温泉健康ランド ふれあいさなだ館<外部リンク>

武石温泉 うつくしの湯


日帰り温泉施設の武石温泉 うつくしの湯。内風呂のほか、ジェットバス、水風呂、打たせ湯、サウナ風呂、露天風呂などを備えています。露天風呂からは標高2000メートルの美ヶ原や田園風景を眺めることも可能。全館バリアフリーで、ご高齢の方やお身体の不自由な方も安心して気軽にお楽しみいただけます。
詳細情報:武石温泉うつくしの湯<外部リンク>

岳の湯温泉 雲渓荘


江戸時代に開湯された岳の湯温泉は、胃腸の病気や脳の働きをよくする名湯として親しまれてきました。源泉かけ流しで「美肌」や「疲労回復」作用にも期待できるとのこと。温泉だけでなく、地元の旬の素材をふんだんに使った会席料理や、信州産牛をメインとした会席料理が楽しめるプランも提供しています。
詳細情報:雲渓荘<外部リンク>


上田の代表的な温泉について紹介しました。
どれも上田の自然や歴史が堪能できる名湯といえます♨
ぜひ足を運んで、身体の芯までポカポカと温まってくださいね。

次回は、オールシーズン利用できる上田の有名プール施設についてお伝えします。
どうぞお見逃しなく🏊‍♀️