「働きやすさ」を支える、やさしい制度たち。株式会社アロン

【新たな視点で人材を育成する企業の紹介】アンケートを実施し、ご回答いただいた企業様をご紹介します。

長野県上田市にある株式会社アロンさん。今回は、アロンさんの「働きやすさ」を支える、魅力的な制度についてご紹介します。社員を大切にする、その温かい取り組みにぜひご注目ください。

会社概要

製品見積り設計段階からお客様と打合せをし、VA提案等を交え製品設計製作を行います。金型設計製作から射出成形までを、自社工場内で一貫して行う部品メーカーです。モータ関係部品を中心に手掛けている中でも、インシュレータ(絶縁部品・薄肉成形)を最も得意としています。

経営理念
絶縁部品でつながった縁と資源を大切にし、成長を重ね、みんなで幸せになる

会社基本情報

項目内容
創業昭和44年9月
代表者代表取締役 中塚 亮平
事業内容プラスチック金型製造、プラスチック製品の製造及び組立て
所在地〒386-0005 長野県上田市古里1995-1
電話番号0268-27-6636
ホームページhttps://www.alon.co.jp/

採用・育成/待遇・定着/若手活躍の工夫

Q. どのような工夫をされていますか?
A.
子育てをしている社員を重要かつ貴重な戦力と考え、子育てしながら働きやすい職場づくりを目指しています。

  • 小さい子どもは体調を崩しやすいと考え、小学校4年生以下の子どもがいる社員には、子どもひとりにつき有給休暇を2日追加します。
  • 子どもの行事や体調不良での遅刻や早退があっても、仕事と子育てを両立させるため、有給休暇の30分単位での取得を可能にしています。
  • 子どもや家族の看病での感染を防ぐため、社員のインフルエンザ予防接種の費用は会社で負担します。本人や中学3年生までの子供が感染症にかかった場合、有給とは別に「給与40%支給のインフルエンザ休暇」を付与
  • 新型コロナやインフルエンザ等の他人に感染させる恐れのある感染症に本人や中学3年生までのお子さんが感染した場合、有給休暇以外に給与40%支給のインフルエンザ休暇で休むことができます。また、小学4年生までの子ども本人に感染がない学級閉鎖による休みについても、インフルエンザ休暇で休むことができます。


Q. 社員の反応は?

  • 子育て中は遅刻や早退、欠勤をしなければならないことが多いため、有給休暇の追加付与や30分単位で有休を使用できることは大変助かります。
  • 子どもの学級閉鎖のために数日休まなければならない時、有休を使用しなくてもインフルエンザ休暇の制度で40%の給与を保障してくれるのでありがたいです。
  • 子育て中の社員でなくても、30分単位で有休を使用することができ、また従業員本人のインフルエンザ等の感染で休まなければならない時に40%の給与を保障してくれるので助かります。


アンケート実施担当者からの感想

働く人の目線に立った、きめ細やかな制度がとても印象的でした。
30分単位で有給休暇を取得できる仕組みや、インフルエンザの予防接種費用を会社が負担してくれること、さらには感染症による休みに対して給与の40%が保障される制度など、どれも実際に働く立場からすると非常に心強いものばかりです。
特に子育て世帯にとっては、子どもの体調不良や学級閉鎖といった「突発的な出来事」が避けられないもの。そんな時でも、収入への影響を最小限に抑えられる制度が用意されているのは、本当にありがたいと感じます。
また、社員の声にもあったように、これらの制度は子育て中の人だけでなく、すべての社員にとっての働きやすさに繋がっています。柔軟な有休取得の制度や感染症による休暇への給与補償があることで、精神的な負担が軽減され、仕事に集中しやすくなるはずです。
制度を整えるだけでなく、実際に社員が「助かっている」と感じている点も素晴らしく、会社全体として「人」を大切にしている姿勢が伝わってきました。
外部環境による不安や制約を会社が受け止め、安心して働ける環境を用意してくれることは、仕事の質や効率を高める上でも大きな意味があると感じます。
このような事例に触れることで、私自身も「働き方」や「制度づくり」について、改めて考えるきっかけをいただきました。