【レポート】第6回うえだ移住テラス～talk  cafe～2023年３月18日（土）ゲスト：まりのさん

2023年３月18日（土）、上田市の移住交流サイト「うえだ移住テラス」の定期イベントとして「うえだ移住テラス～talk  cafe～」が開催されました。
今回のゲストは長野県松本市出身上田市在住で、真田町を拠点にフリーライターとして活動しているまりのさんです。ライター業の他にも取り組まれている活動・事業は多岐に渡り、それぞれのシーンでご活躍されています。文筆業・古物商・家守業、2022年からは上田市地域交流アドバイザーとなり、場所を問わず形を限らず、たのしいモノや人に関わる男女２児の母。活動のことや上田暮らしについてお話しを伺いました。聞き手はAREC専務理事・センター長　岡田基幸です。

真田町を拠点に活動
上田・菅平インターから車で数分走ると真田町に入ります。菅平高原を有する上田市内北部のエリア。「信号ごとに標高が高くなります」と、まりのさん。

――２児の母のまりのさん、真田での子育てはどうですか？
子育てしやすいなと思います。
生まれたばかりの頃から保健センターにお世話になっています。月に一回お母さんたちが集まる機会があり参加していました。学校でも地域の人と交流する機会を作ってくれますし、地域の人も関わろうとしてくれています。子供が先日、今住んでいる地域の図鑑を作ってきました。学童でも地元の方が丁寧に見てくれていて、いろいろな人に支えられて大きくなっています。

――上田の四季の楽しみ方を教えてください
春…上田市内、地域によって標高差（開花時期の差）があるので比較的長い期間桜を楽しめます。山菜も楽しみです。
夏…菅平の牧場に行ったり川遊びをしたり、美ヶ原にも行きます。インターが近いので高速を使って海も行きやすいです。
秋…みんなで栗拾いをして、栗ご飯を楽しみます。きのこも美味しいですね。
冬…菅平高原にスキーに行きます。奥ダボスからの景色がとても綺麗で北信エリアの方まで見える時も。

――本業のライターの仕事では上田市観光協会の記事も執筆されていらっしゃいますね
はい。上田、楽しいですね！先日は農民美術のこっぱ人形や上田のスイーツ巡りの取材を行いました。カフェも増えてきています。

――上田の観光の特徴は何でしょうか？
いろいろな楽しみ方ができることだと思います。上田の日本酒、ワイン、ビールどれも美味しいですし、温泉に入って美味しい物を食べて…街の中には映画館もありますし、歴史スポット巡りもできます。上田市外の観光も行きやすいですね。

つながりが生まれる、交流の場づくり
コミュニティースペース、雑貨店、マルシェやワークショップ等を開催する「さんかくのいえ」。「自分たちの場を持とう」という思いからまち歩きをして見つけた古民家です。2023年の春からはカフェができるようにキッチンの取り付け、改修作業を行っています。真田に引っ越してくる方の中には「自分たちも地域で何かやってみたい」という思いを持った方も結構いらっしゃいます。「やってみたい」を応援できる場、ギャラリーやチャレンジ飲食店にしたいです。そういう思いを持った方と地域の方が交流し、繋がるきっかけとなる場になればいいなと思います。

――最近の空き家事情はどうですか？
最近、空き家バンクにも真田町の物件が増えてきていますし、体感としても空いているお家は多いなと思います。古民家は寒さを凌ぐ点では大変かなと思います。

――空き家物件を見る時の基準は何でしょうか？
逆に、ここは絶対ダメだなという場所は感じます。ドアを開けた瞬間に…。今までの活動からどんな家でも好きな人はいるということに気づき、あまり自分たちで決めすぎず「まずは空き家を世に出していく」と思っています。

地域と暮らしの事情
移住希望の方をご案内する際に、都市ガスについてよく聞かれますが、ガスはプロパンが多いです。あと、真田エリアから高校に通う際、交通事情により送り迎えが必要になる可能性が高いです。買い物に行くには車が必要になりますが、美味しいお酒が揃う酒屋さんや、ケーキ屋さん、温泉、スーパーもあります。インターが近いのは便利です。

参加者からの質問

移住を希望する方へのメッセージ
最近は移住する人も増えてきています。町の中の人、受け入れる側も心づもりというか開かれてきていて、良いタイミングなのかなって思います。

どの状況、場面でも人との繋がりや地域との繋がりにじっくりと向き合い、共に身体も心も動かしているまりのさんだからからこそ、活動の輪もご縁も広がっていらっしゃるのだと感じました。素敵なお話しをありがとうございました。