僕がドイツから上田へUターンした理由(サポーター:リョウマさん)
はじめまして。 信州上田の伝統工芸「上田紬」(うえだつむぎ)という織物の職人をしている伝統工芸士リョウマです。今年で職人になって20年目になります。 今やがっつり職人の僕ですが、実は以前はドイツで暮らしていた事があるんです。ドイツ暮らしをしていた僕がなぜ信州上田へUターンしたのかを紐解いてみたいと思います。
僕は高校卒業までの18年間、上田で過ごしてきました。
その後大学進学を機に東京に出て、それからドイツへ渡り働きながら3年過ごしました。
ドイツで働いていたと言っても今の伝統工芸に関係する織物系の勉強、修行をしていたわけではありません。
当時の僕は海外志向が強くとにかく海外で暮らしたかっただけなので、少しでも長く滞在する為に現地の日本食レストランで働いていました。
ドイツでの暮らしは充実していたのですが、1年経ち、2年が過ぎたころに自分の中にある心境の変化が生まれました。永住するつもりで日本を飛び出たのにもかかわらず、ドイツで生活するうちに気が付けば日本が自分の中で大きくなってきました。さらに言うと田舎で何も無いと感じて大学進学をきっかけに飛び出た上田へ帰りたくなっていたのです。
確かにドイツでの生活はゆったりと時が流れてとても贅沢な時間でした。
週末はライン川沿いのオープンテラスの飲食店で友人たちとお酒を飲んだり、休みには近隣の国に旅行へ行ったりと楽しかったんですが、これって同じようなことが上田でも出来るとドイツ生活を経験したことで初めて気づいたのです(遅)
高校卒業までの18年とドイツから帰国しての20年のおよそ40年を過ごして感じた上田の良いところは3つあります。
1つ目は自然が豊かなところです。 山々に囲まれているので視覚的に癒されますし、季節ごとに山の幸を味わえます。 春はいちご狩り、夏はブルーベリー狩り、そして秋には松茸狩りも楽しめちゃいます!
2つ目は首都圏などへのアクセスが良いところです。
日帰りで都心部など色々なところへ行き出来るというのはありがたいです。
最後3つ目はわくわく出来る街というところです。 これは言葉では言い表すのが難しいのですが、ドイツで過ごしていた時と同じような日々のわくわくが上田にはあるように思います。
これは人生を豊かに過ごすための大切なスパイスになりえるものだと思い、僕がドイツからUターンした大きな理由はこれかもしれません。
これを読んでいる皆さんも上田に住めばきっとわくわくを体感できるはずです!